10月に入り、一気に秋を感じるようになった札幌。
気温が20度前後の今時期は、一年のうちで最も着物を着るのが心地よい時期のように思う。
SNSが普及して、人様の着物姿をよく目にするようになった。
色んな方の色んな着方を見せていただき(良し悪しの話ではなく)つくづく着物姿ってバランスが重要だなぁと思う。
洋服でも同じことが言えるのだが、”装う”ということは全身のバランスが調和していることが大切。
着物でいうと、着物・帯・帯揚げ・帯締め・半襟など、どんな柄をどれくらい見せるのかで印象が違ってくる。
そして、そこにヘアスタイルとメイクの色味が関わってくる。
さらに、足元にはどんな履物がくるのか、その履物にはどれくらいの丈で着物を着るとバランスが良いのか、ということ。
そんなことを講座でアドバイスしてもいるが、ここでは帯について。
着姿で最も面積を有するのが着物。その次に帯である。
その帯を、正面から観た時にどれくらいの幅でどの位置に合わせるのか。後ろ姿も然り。
衣紋から帯までの距離、帯結びの大きさ。それらによって、印象が大きく異なる。
基本的に身長とのバランスで帯の位置を決め、背の高い方だと幅出しをして着物が間延びしないように見せる。背の低い方は帯幅が広すぎるとズングリに見えてしまうので細めに締める。
身体の幅が広めの方が、細めに帯を締めると横幅が強調される。背が低くても横幅がある方は、少し縦長効果を出すために帯幅は広めに設定するとスッキリ見える。
しかし、そこに柄が加味されてくるとまた事情は変わってきたりする。
欲を言うと、脇上がりに結んでいる方が好ましいと私は考える。なぜって?
お顔もへの字口より口角は上がっていた方が美しいから(^^♪
後ろ姿の帯は、大きさで背中の広さが強調されてしまうことがある。ふくよかな方に小さめのお太鼓だと、余計に背中が大きく見えてたくましい印象になってしまう。
要するに、メイクと同じく”目の錯覚”を狙うとスマートに見え、スタイリッシュな着こなしになるというわけだ。
ひとりひとりの個性に合わせること、いつも同じではないこと。
着る人が同じでも、着る物で合わせ方は変わるということ。
どう魅せたいですか?
どんなふうに着たいですか?
それによって、
いつも同じではないこと、
変化を、違いを楽しんで着られるといいですね。
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